小学1年生の長女が、最近ぼやいている。
「幼稚園は楽しかったなぁ。小学校は勉強ばかりで忙しいし、
滑り台もないし。幼稚園に戻りたい。」
100%実現不可能な願いである。
いや、その前にその発言に衝撃を受けた。
私自身、子供の頃のことを
「あの頃は楽しかったなぁ」
と思ったことがないからだ。
私が幼稚園児だった頃は
クラスにめちゃくちゃイジワルな女の子がいて
キツい言葉を吐くので行くのが憂鬱だった。
今、その頃の写真を見返しても
5歳の私は笑顔の写真が1枚もなく微妙な表情をしている。
なので娘のその発言に対して驚きと共に
嬉しかった。
娘の幼稚園はなかなか私にとって苦難が多かったので
(行事の多さとか、通園の距離とか、ママ友とのあれこれとか)
娘にとって戻りたいくらい楽しかったなら
全て返上できるってもんだ。
長女に関してはぼやきや要求も多く
つい「文句ばっかり言ってんじゃないよ!」と
言ってしまうこともあるが
自分が小さいときは親に幼稚園にいじわるな子がいることも
行くのが嫌なことも何も言えなかった。
できなかったというよりしなかった。
言っても意味ないと思っていた。
子供心にも信用してなかったんだと思う。笑
なので長女のぼやきも文句も
親を信頼しているからこそなのかなぁ‥
(イライラしちゃうけど)
私が子供の頃我慢してきたこと
当然のようにできないといけなかったこと
娘が同じようにそれをしなくてもいいということが
新しい時代の新しい幸せなんだと感じている。