台風が過ぎ去って空気が変わった。
さわやか。軽い。
ちょっと前までまるでヘドロが溜まった水の中を
歩いているような重い空気だったのに。
湿度と気圧かな。
7歳の長女が不思議なことを言い出した。
小学校の授業中に夢をみる、と。
寝ているの?と聞くと目を開いて起きているのに見るらしい。
「先生が虫取りの話をすると目の前で蝶々が飛んでいた」とか。
その映像が現実に重なって見えるから授業に集中できないことがあるらしい。
うーーーん。
白昼夢かなぁ。
長女は右脳タイプだと思う。
創造性が豊かで、絵や工作が好き。
会話してても空想が先に進むので言語が先に飛ぶ。
国語より算数が得意。文章より数字やイメージが先行。
右脳が映像やイメージを反射的に作り出してしまうんだと思う。
私は悩んでいる。
日本の学校はザ・左脳教育。
言語化できる方が有利。協調性がある方が有利。
大人の言うことを黙って聞ける方が有利。
娘は十中八九クリエータータイプ。
「きちっとやりましょう」がベースの学校をあまり楽しめてないように見える。
このまま公立の小学校でいいのだろうか。
私自身、勉強は好きだけど学校という存在が嫌いだった。
嫌々9年をやり過ごした。
大学はまぁ良い。興味のあることを学ぶから。
学校のあの「こうあるべき」スタンスにアレルギーがある。
カチカチキチキチ。息苦しい。
自由、不真面目、ふわふわしたものを許さない。
親もそうだったし先生もそうだった。
いまだにそういう大人に会うと発疹が出そう。(出そうなだけで出てない。笑)
娘の学校の先生も真面目で良い先生だと思うけどちょっと苦手だ。
それがなぜだかわかった。私が小6の時の担任に雰囲気が似ている。
穏やかそうで実は笑顔が本気で笑ってない感じが子供ながらに怖かった。
私のフィルターのせいか。
私が自分の経験を重ねて、娘が楽しくなさそうに見えるのか。
それとも本当に娘に合っていないのか。
案の定、娘は見えた映像を目で追ってしまい先生に注意されたらしい。
そりゃそうだ。先生からしたら集中力がないように見えるだろう。
私は娘の性質を押し殺したくない。
自分の居心地の良い場所で過ごしてほしい。
合わないなら娘本人を変えるより居場所を変えればいい。
たった100年ほどの人生。
特に子供の頃は無理して頑張る必要もない。
学校を変えること、引っ越しも検討している。
引っ越し先は湿度が低くて適度に自然がある場所。
そこにほどよく自由で主体性を重んじる学校はないかな。
芸術が盛んなところならなお良い。
海外ではあるようだ。日本でも見つかるかな。
私は海外移住してみたいのだが夫は食べ物が合わないのが嫌らしい。
寿司が食べられないのは辛い、と言われた。
それは確かに。笑