親が亡くなると「もっとこうしてあげればよかった」と
思うことがあるらしい。
個人的に、その「もっと」はもうキリが無いと思う。
相手が満足したかどうかは当の本人になってみないと
本音は分からないから。
例え最期に「ありがとう」と言われても
まだできることがあったんじゃないか
と考えることもあるだろう。
言葉がないと答え合わせができていない気になってしまう。
言葉があっても本音は別だったんじゃないかと疑う。
言葉がコミュニケーションを退化させている部分もあるんじゃないか。
それに自分以外の相手に100%満足してもらおうとすることは
生物的に不自然であり不毛な気もする。
「後悔無く生きてほしい」の同義は「後悔は許さない」
であるとも言える。
そこで「最高の親孝行」について
ものすごく腑に落ちる話を聞いた。
人は死んだらしばらくあの世でゆっくりするらしい。
死んだ人同士でお茶しながら人生どうだったみたいな話を
して盛り上がるらしい。笑
そこで地上の子供、もしくは子孫のことを
「ほらほら、あの子。あの子が私の子供(子孫)。」
と死人仲間に見せる時に
生きている子供が笑顔で暮らしていたら
「幸せそうでしょ。」
とすごく誇らしく自慢になるらしい。
死んでからあの世で親やご先祖様が自慢できるくらい
幸せそうに生きる。
これが最高の親孝行とのこと。