久々に、脳天貫いた言葉がある。
私たちが育った昭和〜平成世代は極端に
後悔や失敗することを嫌う時代だったと思う。
「そんなことしたら後悔するぞ」
「そんなことしたら失敗するよ」
私も親や上司に何度か言われた言葉。
ちょうどバブルがはじけた時代に生きた人たちは
人生にこんな急転直下があるんだと恐れを抱いた。
それで自分の恐れを他者に投影して
良かれと思って言った言葉。
「成功する人生を。」
「後悔しない生き方を。」
「安心安全で無難な就職先を。」
同じ『正解』に向けて突き進んだ時代。
親は子供が不幸にならないように苦労しないように干渉し
子供もまた親が不幸を嘆いている姿を心配して何とかしようとする。
でも令和になってはじめて聞いた言葉。
「あなたには不幸になる権利がある。」
「あなたの親は不幸になる権利がある。」
だからお互いの人生を嘆いて
何とかしてあげようとしなくていいんだ。
心配もこれまでは美徳のようだったけど
本当は信頼の無さを表している。
「私には後悔する権利がある。」
母は私によく「そんなこと後悔するで!!」と
言っていたのでこれは私のために応用した言葉。
そう言われると、私は私の選択に自信がなかった。
でも私は自分の選択でなら
後悔してもいいし
不幸になってもいいのだ。
私にはその権利がある。
そう考えるとやっと
私は本当の意味で自由なんだと思う。