過去に悪いターニングポイントがあって、それを挽回したいという話。
悲しいかな、あまり習い事が続かない。
理由は2つ。
固定の用事があることにストレスを感じること。
人との関わり(先生・他の生徒)が生じることにストレスを感じること。
フラダンス、ホットヨガ、フルート、フラワーアレンジメントは半年くらい。
バレエ、ボイストレーニングは体験教室でやめた。
習い事向いてないな、ってことでもう習わないことにした。
(単発のフラワーアレンジメントは行けそうな時に稀に参加。)
でも今、ここはもう向き合いたいと思う課題がある。
歌、だ。
歌を歌いたい。
私は、歌に対するちょっとしたヒストリーがある。
小さい頃、ちょっと荒れた家庭だったので私の感情はほぼ死んでいた。
毎日が憂鬱で、ほとんどのことにあまり興味がもてなかった。
家族・親族づきあいもしんどくて嫌だった。
だけどひとつだけ、「行く!」と目を輝かせたことがある。
カラオケだ。
従兄弟がカラオケ好きで、夜に誘ってくれることがあった。
歌をうたうのは好きだった。
すごく楽しい。
でも姉に、言われた一言。
「へたくそ!」。
私はその一言を言われた時、何かがプツンと切れた。
姉には普段からそういう否定的なことを言われ続けてきた。
(荒れた家庭でまだ幼い姉も発散する相手が私しかいなかったんだと思う。)
でもその一言で
「なんで私の周りの人は皆、こんなに私のことを否定ばかりするんだろう」
という気持ちが湧いて
「それならもう一生歌わないでやろう」
という拗ねからの覚悟に変わった。
そこから一切、カラオケに行かなくなった。
誘われても頑なに断った。
姉もその時からカラオケに行かなくなった。
大人になって聞いたら
「ユイが私のあの一言から行かなくなったこと、今も覚えている」
と姉は悲しそうな表情をしていた。
私の間違った覚悟のせいで、私も姉も歌を歌わなくなってしまった。
今では二人とも通らないこもった声になってしまった。
(声帯も筋肉なので使わないと衰える)
ちなみに姉は今では何かと気にかけてくれる存在だ。
(あの頃の贖罪なのか…笑。めちゃくちゃ良くしてくれている。)
その後、学校では歌う機会もあった。
合唱の時は、やっぱり楽しかった。
でもその好きも押し殺していた。
学校とは別に合唱団にも入りたかったけど言えなかった。
今はハモネプとか見ると
私も大学でこういうサークル入りたかったなぁ〜
と心底思う。
歌わない代わりにビックバンドでトランペット吹いてたけど。
あの時の判断は確実に良くなかったと思う。
「拗ね」ってほんとうに良いことにならない。
悪い方のターニングポイントだったと思う。
なのでこれまでのリベンジに歌をうたいまくってやろうと思っている。
この前、もはや何年ぶりかわからないくらいに娘たちとカラオケに行った。
下手だったけど、心は晴れ晴れした。
けどやっぱりちょっと、個別にちゃんとみてもらったほうがいいと感じる。
春から通おうかなぁ…。
ボイトレの先生って、派手な見た目の人が多くてちょっと尻込みする。
萬田久子かJUJUみたいなデカい帽子被っていたりさ。
わりと初手は動きが機敏な方なんだけども(長続きはアレだけど)
今回はちょっとビビりながら探している。