当時限定のラメケースが可愛くて。
フルートを吹いていると
恥ずかしい思い出とそれに対する申し訳なさを
思い出して練習中に、わぁ〜!!(汗)って叫びたくなる。
時を遡ること何年前?(計算が面倒だ)
中学に入学して部活を決める時
友達に影響されて吹奏楽部を選んだ。
フルートがいいなー、と思っていたけど顧問がフルート嫌いで
人手不足だったトランペットに割りあてられた。
ちなみに大人になってから当時の友人との手紙のやりとりが見つかって
「フルートやりたい」節を周りに言いまくっていたことが判明した。
(これはすっかり忘れてた)
社会人になってもジャズアンサンブルに所属して
トランペットを吹いていたが、なんかもう嫌になった。
楽器を演奏するのは好きだけど
実はトランペットがそんなに好きなわけじゃない。
なぜそう感じるのか。
私自身が決めたことじゃなく他人に誘導されたことを
必死に練習しているからだと気付いた。
ちなみに顧問のことが嫌いだったので
私は10年以上、嫌いな女(←言い方)が決めた楽器を
必死にやってきたことになる。
よっしゃ、もうフルートに変えようと思って
24歳の時に購入した。
(中学の時に貯めていたお金で買ったトランペットは今、冬眠中。)
吹いていると、思い出してしまう。
はじめての演奏会に友達(ヴァイオリン担当)とその彼氏(ピアノ担当)を
誘ったのに、わたしの音が全然出なくて散々な演奏だったこと。
「演奏は一番酷かったけど、カッコ(服装)だけは一番やったな」
と演奏を観に来た母に言われたこと。
優しいフルートの先生に習っていたのに
途中でろくな挨拶もせずにフェードアウトしたこと。
(病気で休職したのもあったんだけど、ドタキャンもした。すごく後悔。)
あの時嫌いだった顧問は、実は当時29歳で思っていたより若かったこと。
(そんなに若いなら、あの意地悪さも仕方ないかも。)
特にロングトーン(音を伸ばす練習)をしていると
そういう昔の感情が下からブワブワと溢れ出てくる。(←集中せい)
黒歴史。
あまりに思い出すので
楽器を変えようかと思った瞬間もあるけど、
やっぱりフルート特有の、あの音色が好き。
あと30年くらいは続けようと思う。
(その頃にはもはやセミプロやで。)
これから先にまた、新しい思い出を増やしていくといい。
黒歴史も塗り替わる。