もう30年ほど戦っている。
スギ花粉と。
例年1月頃から小青竜湯という漢方を飲み始め
2月から抗アレルギー薬、点鼻薬、点眼薬、
メガネ、マスク、イオンで花粉を弾く顔用スプレー、
鼻の中に塗って花粉の侵入を防ぐクリームなど。
ありとあらゆる対策。
3月はもっぱら洗濯物の中干し。外出は億劫。
でも今年は、1月にインフルエンザになり
そのやる気が湧いてこなかった。
薬を飲む気になれない。
口に入れたくない。
ちなみに水・お茶も受け付けず
しばらく炭酸水(無糖)で過ごした。
出鼻くじかれたからか、例年やっていたことが
全くやる気が出なかった。
用意していた大量の小青竜湯が無言で私を見つめている…。
(目も口も無いのに、切なさが漂っている。)
薬を飲まないと生活できないって何?
こんなに天気が良いのに外出出来ないって何?
こんなにカラッと乾きそうなのに外干し出来ないって何?
もはや、怒り。
(高度経済成長期のスギの大量植樹に対する怒り。)
今年はもう、全てをやめた。
もう気にせず、外干し、外出、ノー服薬。
春の空気を、めいいっぱい吸える幸せ。
するとどうか、普通にかゆい。
でももう、一般的な服薬はやめて体質アプローチに変えた。
日本のメーカーは一粒に含まれるIU値が低いので
iHerbで海外のものを購入してみた。
粉のカルダモンは好きでコーヒーに入れて飲んでいるけど
ホールの味は強烈で私には合わなかった…。
毎年2〜3ヶ月間を辛い思いで過ごすって、すごく不毛。