いつか素敵なおばあちゃんになれたら。

甘く、優しく、生きる。

ワタシ的、思いがけない挑戦。

バイクの免許を取るか否か、考えている時に
もうひとつやってみたいことがあった。

それは、アンチエイジングのために
美容整形外科に行くこと。

バイクが思ったより予算がかかる。
同じくらいの金額を出すなら、やってみたい。

それが「目の下のクマをとる」ことだった。

わりと若いうちから、クマがあった。
疲れて見えるし老けて見える。
この一年でさらにくっきりしてきた。

鏡を見るたび、気になる。
気になりすぎて、それしか目がいかない。

今は、バイクよりまずこっちかもしれない。
そのくらい四六時中気になるのだ。

だけどわたしは、アンチ美容整形派だった。

なんだかんだ産まれたままの姿が
誰もが一番素敵だと思っている。
というか、いじったところでキリが無い。
やり始めてしまったら習字の二重書きみたいに
どんどん訂正したくなると思う。
最後は答えがわからなくなりそうだ。

(結局のところって「美人」って顔の造作より
自分を魅せるセンスが重要なところもあるし…)

しかし、周りでちょくちょくアンチエイジングの美容施術
を受ける声を聞くことが増えてきた。

友人は美肌の美容施術を受けていたり
リフトアップの施術を受けたりしている。

アンチエイジングはマイナスを0に戻す施術。
それなら良いのかもしれない。

私が気になるのは、断然目の下のクマ。
するとしたそれ一点だけ。

気になる。
どうする。
高い。
怖い。

結局はやらないだろうなと思っていた。

メスはいれたくなくて色々調べまくって
眼輪筋を鍛えるための顔トレーニングも
続けてみたけど、クマは一向に無くならない。
効果が出なくて、絶望に似たものも感じ始めていた。

他人にとってはどうでもいいこと。
自分にとってはすごく気になること。

いつまで悩み続けるのだろうか。

ということで、悩むことに嫌気がさして
人生初、美容整形外科を受診した。
(バイクの免許は保留に。)

そして予約日にそのまま即施術。
クマは眼窩脂肪が落ちてきて
目の下でたるんだことが原因なので
その脂肪を電気メスで粘膜側から除去する。

頭金だけ払って、後は医療ローンにした。

夫には当日まで詳細を秘密にしていた。
軽くだけ説明して、子どもたちを預けて行った。

夫は私が気にするクマを「どれのこと言ってるの?」
ってくらい分からないようで、もしかしたら
「そんなことにお金使うの?」と思われるかなと
怖くて、説明を躊躇していた。
反対されても自分のお金で施行しようと思っていた。
けど思ったより高くなったので一応報告した。

そると「気にしてるならしてもいいと思う。
それで幸せを感じるなら。ゆいの幸せが俺の幸せだから。」
と言って当日にローン分を全額支払ってくれた。

まじで惚れ直した。
すっごい素敵なこと言うやんか…。

もう夫にイライラするのやめる!!
(翌日にもう皿洗ってくれてないことにイライラしてたけどな)
なんかもうこれからは色々許しちゃうと思う。
(このゲンキンさ)

施術してから、今日で一週間経過した。

まだ腫れは完全にはひいていないけれど
クマが無くなったことがすごく嬉しい。

出先にふと鏡に映ったとき、落胆しなくて済むことが
とても嬉しい。

女性ってなんだろうか。
いつまでも若々しくいたいことに
執着はしていないつもりだったけど
それでも自分の美しさに期待したいのだと思う。
どうしたって美意識を持っている。
手放せない。
諦めきれない。

それが女性のサガなのだろうか。
おもしろいよね。