世界旅行の妄想をしていた。
世界中のいろんな国に行ってみたい。
三姉妹も一緒に連れていけたら、さらに良い。
(犬を連れていけないので夫はお留守番か…。)
「どうして海外に行きたいのか。」
と聞かれたらまずこう返答すると思う。
「今生きているこの場所だけじゃなくて
世界中の多様な価値観に出会ってみたい。
人類がつくった様々な国と街を見てみたい。」
まぁそのへんは本心でもあるけれど実のところ
ただ「刺激」を求めている部分もあると思う。
この「刺激」というのがポイントになる。
もしかしたら若者がよく海外留学するのは
この「刺激」の部分が大きいのではないか。
気持ちはよく分かる。
日本は現在、感覚を麻痺させるような
教育状況であるから。
他の刺激を受けて、自分を取り戻したいんだと思う。
自分を押し殺さないとやっていけないような国。
「押し殺さなくていいんだよ」と
本当は誰か大人に言ってもらいたい。
押し殺して生きてきた大人たちは若者たちにも
「一緒に押し殺して生きてほしい」と望んでいる。
でもたぶん若者たちは
「一度、この錆びついた価値観をぶっ壊したい」と
思って旅立つんだろう。
しかし、
外側から得られるものは限られており
制約もある。
お金の縛り。
物理的な縛り。
時間的な縛り。
有限なもの。
物理次元には縛りがある。
それがこのゲームの面白いところだからだ。
逆に、制約がないものは?
未来永久、自由に生み出しつづけられるもの。
無限なもの。
それは、自分の内側に。
内側にあるものは無限に溢れ出てくる。
それはまるで泉のように。
お金が無くたって
遠くに行かなくたって
時間がそんなになくたって
生み出し続けられる、そのものとは?
自分から出る感情、感動、愛。
そういうのを、『豊かさ』というのだろう。
なーーんてことのない平凡な日々の中でも
自分の内側から生まれる『豊かさ』を感じていたい。