東京で暮らして10年。
住み始めて8、9年くらいは
ずっとここで暮らす気満々だった。
コロナ禍でも移住は考えなかった。
コロナも落ち着いてしばらくしてから
じわじわと感じ始めていた。
別の街に住みたい。
できれば海も山もある場所。
飽きてしまった。
ただ消費し続ける日々に。
ちょっと前にそんなようなことをブログに書いた。
今は、その激しい気持ちは収まっている。
あの時は「引っ越したーーーい!!!!」と
大声で叫びたいほどの衝動だったが
今は少し落ち着いている。
(でもご近所でムカつくことがあってプチ再燃したりしてた。)
そこで目をつけたのが、鎌倉だった。
去年は本を買って、妄想を膨らませていた。
しかしどこか、踏み切れない部分が。
頭では理想的なんだが、魂が完全にイエスと言っていないような。
なので決断できずにいた。
そこで今、夫婦で腑に落ちたのが「関西に戻る」こと。
私は関西に戻るのは、ずっと嫌だった。
親のことも嫌いだし、嫌いな親族や友達もいるし。
好きな人たちもいるが、嫌いな人の方が多い。
これは私の極端な性格のせいである。
「好き」より「嫌い」が多い自分に
悩んだこともあった。
なんかでも、それももう、
「幻かも」と思えるようになってきた。
言われて傷ついたことは
相手が悪いとかどうこうは無くて
私が勝手に反応したこと。
その過去も発言という事実のみが存在していて
「傷」も「嫌い」も私が作り出した幻。
過去という幻に傷つき続けることを
選んでいたのもまた私自身。
「嫌だから、別の街に住む。」
より、「好きだからこの街に住みたい。」
というわけで、移住先は神戸に決まった。
海も山もあり、適度に栄えている。
排除していたけど、最適解かも。
そして何より、懐かしい。
実現は…子どもたちの学校のタイミングも考慮して
数年後かな?
今はただ、本心から納得のいく結論が出て嬉しい。