「感謝」とは大事なものということはわかるが、具体的にどうするのかと考えればちょっと難しい。
「ありがとう」を10回唱えるってやつをやってみたけどなんかしっくりこなかった。
私の場合は、その「ありがとう」に心がこもってなかったからかもしれない。
空打ちみたいになった。
「何に」感謝しているのかよくわかっていない。ただ五文字の羅列。
椎原さんという方のYouTubeでおすすめされていたのが、ご飯を食べる前に1分もかけなくていいのでそのご飯に対して思いを馳せてみるというものだった。
目の前にあるお弁当一つが800円だったとして、その値段が見合っている(高い・安い)だけを認識しがちだ。
「これは800円のお弁当。それを今から食べる。」が脳内の認識。
そうではなくて、例えばお魚のお弁当なら自分の目の前にくるまでにどれだけの人の手に渡ったのかを想像してみること。
その魚を遠洋まで行って捕まえた人がいる。
その魚を捌いた人がいる。
その魚をお弁当屋さんまで運んだ人がいる。
その魚を調理した人がいる。
そしてお店に並べて売ってくれた人がいる。
私は魚を捕るために船に乗って沖合まで行っていない。
私は魚を捌いていない。
私は車を長距離運転して運んでいない。
私は調理していない。
私は商売のリスクを背負って販売してない。
それでお魚のお弁当が食べられているのだ。
たった800円で。
そのための肉体労働もせず、生き物の血も見ずに。
何人、何十人の「手間」という名の「愛」がそのお弁当に込められている。
これが感謝せずにはいられるかい。
感謝ってこんなに自然にできることなのだ。
ただ想像力を働かせるだけで。
なんだか自分がものすごく「豊か」であることを認識させられる。
「想像」が人を「豊か」にする。