いつか可愛いおばあちゃんになれたら。

35歳からおばあちゃんになる日まで、日々の想いをつづる日記。

ハイヒールを全て捨てた。

20代の頃は

ヒールの無い靴なんて履いてはいけない

と思っていた。

別にどうしても履きたいというこだわりも無いのに

旅行やたくさん歩く日も無理して履いていた。

よくできたな、と今なら思う。(すごい根性だ)

 

実際のところは自分の服装に

ヒール靴以外を合わせる方法が見つけられなかっただけ。

今ほどカジュアルやスポーティーなスタイルが

幅広くも無かったから。

 

震災以降、スニーカーブームも来て

シックなスタイルにスニーカーを合わせたり

スニーカーが合うようなカジュアルなスタイルに

カジュアルが似合わない顔・骨格の人も着られるような服が増えていった。

 

嬉しかった。

好きで女性らしい服を着ていると言うより

「似合う」と周りから言われるからだけで選んでいたから。

 

それからしばらくは

カジュアルやスポーティなスタイルを楽しんだ。

 

それでも

いつか必要になるだろうと

女性だから履く必要がある時もくるだろうと

捨てずにとってあった。

 

子育て中に無性に履きたくなって買い足したものもあった。

全く履かずに新品のものも…

 

先日、久々にヒールの高いブーツを履いて銀座に行った。

銀座にはハイヒールがふさわしいと思った。

そんなこと無かった。

足が疲れるだけだった。

店内に響く足音も煩わしくて、

なんだか恥ずかしかった。

 

私には合って無いのだと

もう捨てようと決心した。

 

思い切って全部処分。(箱付き新品も)

 

それが思いのほか

めちゃくちゃスッキリした。

 

新しく、全てローヒールで新調した。

上品なパンプスと

なんにでもおしゃれに合わせられそうなローファー、

そして春先まで履けそうなブーツ。

 

新しいパンプスでまた銀座に行ったけど

すごく楽しかった。

 

靴を変えると

足が軽くなって

良い未来まで連れていってくれそうな気がするのはなぜだろう。