私は夫とケンカした時、決めていることがある。
それは自分から謝ること。
そしてその時の伝え方を吟味すること。
そもそも人が揉める時、どちらか一方だけが悪いことなんてほとんどない。
自分に分があると思っていたとしても必ず自分にも反省点はある。
特に女性が生きていくには『柔らかさ』が大切なのだと最近痛感してきている。
「女性らしさ」はもう時代錯誤だろうけど
『柔らかさ』は女性を生きやすくする。
私は喧嘩すると、一旦一人になる空間と時間をつくる。
これはアンガーマネジメントの手法で、
場所と時間と変えれば怒りが収まってくるから。
そこでノートに自分の感情をまとめていく。
怒りは『二次感情』。
自分がなぜ怒りを覚えたのか元となるきっかけ・感情を探っていく。
大抵、元となる感情は寂しさや孤独、不安だったりする。(→これが『一次感情』)
そこで自分の反省点を見つけたら、この点は絶対謝ると決める。
それがどんな些細な点でも、ちょっとした発言でも、
自分にそんなつもりは無くても、相手を不快にさせたことを謝る。
自分の非は認めて謝って学習していかないと後々困るのは自分だから。
何度かケンカすると、相手が「こう思ったんだろうな〜」とか
「こう言いたいけど、ついこう言ってしまったんだろうな〜」とか
相手の思考パターンと行動パターンがわかってくる。
ノートにまとまってきたら、次は伝え方を考える。
ここで先述の『柔らかさ』が大切になってくる。
言葉は発言の内容自体より「言い方」が物を言うことがある。
自分の感情を伝える時は「〇〇と言われて腹が立った」と言うより
「〇〇と言われて悲しかった」と伝えた方が相手も共感しやすい。
「〇〇と言われて、関心が無いようで孤独に感じて寂しかった」など。
『一次感情』を伝えるとわかってもらいやすい。
ゆっくり、丁寧に伝えるといい。
伝えることを、諦めない。
夫婦であることの基本かもしれない。