4月1日新年度。今日の日経新聞の一面がなんだか晴れやか。
やっと日本に明るい光が見えてくるようで、ワクワクした。
まだ幻かもしれない。でも期待させてほしい。
夢を語ることに勇気がいる世代に産まれた。
「失われた30年」と言われるまさにその間生きてきた。
社会に期待することすら罪深く感じる。
早いうちから国も親すらも私たちに安心感をもたらす存在
では無いことを理解していた。
夢を語れるような優しい世界じゃない、と当時の大人は口を揃えて言っていた。
随分と長い間、夢を語ることを怖がっていたと思う。
ここへきてやっと夢を語っていいと思える自由な風が吹き始めた。
今日の記事に「夢を温めてきた」という表現があって
そこにじわっとくるものがあった。
もし今どうしても叶えられそうに無い夢を持っていたとしても
それを温めていって、何十年後にでもいつか叶えたらいい。
これまでは効率重視で早く結果を出さねばと焦っていた。
そうじゃないと自分も周りも安心させられないと思っていた。
でも夢にも叶いたいタイミングがあり、
叶えようとする道中の自分も大切な存在だ。
私の夢は今すぐには叶いそうにない。
でも「夢を温める」という表現が出来ない自分の今を
大事にしている感じがしてすごく好きだ。