いつか可愛いおばあちゃんになれたら。

35歳からおばあちゃんになる日まで、日々の想いをつづる日記。

幼なじみのおじいちゃんおばあちゃん。

心に決めていることがある。

絶対叶えたい!と強く願うことがあまり無いタイプの人間だけど

これだけは必ず叶えるつもりのこと。

 

それは夫より早く死なないこと。

 

もし私が早く死んで夫が一人残されたら…

夫は料理が上手だけど

一人だったら食事を適当に済ませそうな気がする。

ショボンと覇気無く暮らす姿を想像してしまう。

静かに一人生きる夫を想像するだけで切ない気持ちになる。

 

逆に夫が先に死んで私がもし一人残されたら

それは寂しい日々だと思う。

でも夫が寂しい思いをするくらいなら、私がした方がいいと思っている。

こっちの世界で夫との思い出を振り返ったりする時間は幸せかもしれないし

仏壇の前で夫に話しかける時間も幸せかもしれない。

少しの間なら寂しい時間も我慢できそうだ。

あんまり長くは辛いので

(私は長寿家系なので長生きしてしまうかもしれないけど…)

長くても数年で後を追いたい。

 

日本は災害も多くて、若くてもいきなり人生が終わる可能性もある。

事故も病気も誰にも、どう起きるかわからない。

 

6歳の時に知り合った幼馴染の夫と私は

おじさんおばさんと呼ばれる年齢に差しかかってきた。

お互い老けてきたね、と笑い合っている。

寿命を全うしたら何年の付き合いになるだろうか。

おじいちゃんおばあちゃんになるまで、

同じ時代を幸せに生きていきたい。

 

そんな想いも忘れて、日々の中では

つい冷たくしてしまうこともある。

いつ終わるかわからない人生、仲良く優しくを心がけていきたい。