まだ20代だった頃。
今はもう廃盤になったナチュラルなピンクベージュ。
気に入って毎日使っていた。
ある日、できたばかりのスイーツのお店を覗いた。
その日はちらっと見ただけで、後日改めてまた買いに行った。
そしたら定員さんが「先日来られてましたよね？」と声をかけてくれた。
入口の方で一瞬チラ見しただけなのによく覚えているなと驚いていると
「唇の綺麗な方だと思って印象に残っていたんです。」と。
別にアンジェリーナ・ジョリーみたいにセクシーな唇を持っているわけではない。
印象に残るような美人というわけでも無いだろうし。
ただ、私の唇とそのリップグロスの相性がマッチしていたんだと思う。
今は年を重ね、ナチュラルなピンクベージュだけじゃ
顔の印象がぼやけるようになってきた。
お気に入りはリップグロスよりルージュに変わった。
1本だけではこれだと思う色になかなか出会えないので
2色を重ねてベストな色合いを模索している。
メイクは気合いを入れるというより
自分に合ったものを選び、顔を生かすという方が
誰かの印象に残るのかもしれない。
